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    前職は医療領域で働いており、個別カウンセリングとグループ療法が仕事の中心でaした。楽しくやりがいもあり、大学院を卒業した時の自分の理想通りの働き方ができていましたので、自分を育ててくれた同僚や仲間、患者様に感謝しています。

    一方で、医療での限界を感じていました。幅広い治療を展開している職場であった分、職場内で多くのことが完結してしまい、外部との連携が取りにくい状況でした。社会復帰に向けて地域の資源に頼りたくても思うようにできず、歯がゆい思いもありました。

    また、公認心理師が国家資格化となり、より社会に発信する力をつけていきたいと考えていました。これも、外部との連携が取りにくい前職ではなかなか機会を作ることができないことでした。

    ここに家庭的な事情も加わって、次の職場を決めることなく前職を退職し、時間をかけて転職することを決心しました。

    私の転職のテーマは、仕事内容の半分は自分の経験を活かせて、もう半分は新しい挑戦ができる職場を探すことでした。

    そんなとき、ビューズの求人を見つけました。支援の中心は集団のファシリテーションということで、前職での復職支援プログラムやグループ療法の経験が活かせると考えました。

    また、症状の回復だけでなくキャリア支援を行っていること、外部との連携を積極的に行っていることなど、前職で限界を感じていた部分に挑戦できると感じました。

    採用のプロセスで事業所見学を何度もさせてもらいましたが、自分が勉強してきた認知行動療法が、支援の枠組みに入っているように感じたことも私にとっては馴染みやすさにつながりました。

    正式に入職後は「言うは易く行うは難し」の連続でした。当たり前のことを当たり前に、ということがいかに難しいかを痛感しています。

    まず、事務作業や書類作成がとても多いこと。前職でも医療事務や書類作成をしていたのでこなせるかと入社前まで考えていましたが、想像を超えていました。支援業務と事務作業の両立はハードで、現在は仕事の量を配慮してもらいながら業務を覚えている段階です。

     

    また、利用者様への関わり方の違いにも戸惑いました。「担当制ではあるがスタッフ全員で支援する」というのがビューズの方針です。その方針に共感して入職しましたが、実際に自分が携わると前職の個別カウンセリングの癖が顔を出し、自分一人で抱えてしまうことがありました。他にも、日常生活や仕事の場面など幅広い観点によるアセスメントの聞き取り方や、ビューズ独自の支援スタンスに沿った面談の進め方などの違いも感じており、過去の自分の癖と方針とのギャップを埋めるよう努力しています。難しさはありますが、自分の中の幅を広げる機会になっており、やりがいにもなっています。

     

    一方で、挑戦できたこともあります。まず、外部連携の最初の一手として、利用者様の通院先に同行を行いました。主治医にビューズでの取り組み内容を説明したり、方針を福祉と医療の両軸ですり合わせたりと、外部資源とつながる経験を得るチャンスが回ってきたのです。最初は他のスタッフが主で行っているものに同席させてもらい、経験を積み重ね、今は事前に相談した上で1人で行っています。集団に向けたファシリテーションについても、最初はやり方の違いに戸惑いはありましたが、徐々に慣れてきたことで、担当するプログラムも増え始めています。少し先の話ですが、外部への発信の機会として、研修の講師の話もいただきました。代表の高瀬から「講師をやってみないか?」と打診があり、自身のキャリアアップにもつながると思い手を挙げました。経験が浅くても、やる気があれば新しいことにチャレンジができる環境がビューズの魅力です。

    新しい業務や環境に適応する今の自分の体験は、利用者様から聞く体験と驚くほどリンクし、共感にもつながります。

    だからこそ、自分の課題に向き合いながら前に進む利用者様に、改めて尊敬の念を抱いています。支援員として、また1人の人間として、周囲の助けやフィードバックをもらいながらできることを増やし、質の良い支援として還元できたらと思っています。

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